朝、仕事に行くまでに時間があったので、
山に向かって車を走らせました。
冷たい空気の中、
稲刈りも終わって、
がらんとした田んぼのあぜに
彼岸花がたくさん咲いていました。
この時期、道路沿いの花と言えば
これ、という感じです。
一番目立っている。
子どものころはむしっては
家に飾っていました。
当時は結構好きな花でした。
赤という魅力的な色に加え、大輪だからです。
higanbana1.jpg
しかし後で調べてみると良いように書いて
ありませんでした。
有毒性!
だそうです。田んぼのあぜに植えられているのは
もぐらのような動物から稲を守るためのようです。
しかし、食用可!!
長時間水にさらせば食べられるようです。
毒がうまく抜ければね。
戦時中に食料とされていたようですが、
毒が抜けきっていなかったり、
少しずつ体内に蓄積されていき、
よく中毒を起こしたようです。
そういったこともあってか
地獄花、死人花
とも呼ばれるそうです。
higanbana2.jpg
うーん。なんか様々な歴史を感じる。
外見は美しいんだけど。
しかし、一度知ってしまうと、
なんとなくイメージがついてまわって、
赤が深みを増すなー。