鳥の劇場でBeSeTo演劇祭鳥取が開かれていて、
15時からの「白雪姫」を観に行きました。
「BeSeTo」は「Beijing/Seoul/Tokyo」の頭文字をとったもので、
順に3カ国で毎年開催されているそうです。
日本での公演の中に鳥取会場もあるなんて何とありがたいことでしょう。
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それで、白雪姫を観たんですが、
何と白雪姫は中国人で中国語、王子様は韓国人で韓国語、ままお母様は日本人で日本語、
7人の小人は1人の日本人が全部こなしておられ、言葉の半分くらい小人語でして・・・
3カ国語の字幕がスクリーンに映しだされていましたが、
知っているお話なので見てなくても大丈夫でした。
これが知らない話だったら、字幕ばかりみて肝心の演技が見えないとこでした。
「白雪姫」は、ストーリとしてはよく知っている普通の流れのお話でしたが、
白雪姫を幾度となく殺しにかかる、ままお母様が半端なく刺激的で、
生身の人間がここまでやれちゃうものなのか?と思うくらい、激しい演技でした。
全体的に白目を向いていらっしゃいました。
中でも脳裏に焼き付いて離れないままお母様は、
数々の手法で殺しにかかっても死なない白雪姫に対し、
怒り狂いながら
りんごに毒をぶっかけているところです。
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白雪姫を殺せば自分が世界一美しい女になれる・・・
寝ても覚めても白雪姫のことばかり。
白雪姫中毒患者でした。
完全にいっちゃってました。
りんごへの毒ぶっかけシーンは
言い方があれですが、
男性の放尿シーンのような、
エロティシズムと言いますか・・・
最後、毒リンゴを食べちゃった白雪姫を見つけた
王子様がキスしそうでしなかったところが良かったです。
キスで終われば、そこがすごく印象に残っちゃうでしょうが、
もう完全にままお母様のことで頭が一杯です。