谷口ジローさんの原画展が
ギャラリーそらにて開かれています。
無料です。
昨晩、鳥取県立博物館で開かれている
「海と生きる~海から見た江戸時代のとっとり~」
を見学しにいったら、受付のところで原画展のPR
ポスターを見つけ、本日、早速行ってみました。
今まで谷口ジローさんの漫画自体読んだことが
ないし、以前倉吉で開かれていた展示も観ていなかったので、
今回初めてでした。
展示は地下がモノクロ、1階がカラー原画、
2階はパネルでこれまでが紹介してありました。
一番印象に残ったのは、「尾崎放哉」の肖像のイラストです。
放哉の写真を見たことがあるけど、どれもこれも
セピアなぼんやりとしたものばかりで、資料としても
乏しいと思うのに、とても生き生きと表現されていて、
画面上で蘇っていてすごいと思いました。
すごく細部まで書き込まれていて、
最近のライトなCG漫画にはない重厚で、
1コマ、1コマ大事に観たくなるような作品でした。
ちなみに博物館の、
「海と生きる・・・」もすごく面白かったです。
主に当時の様子が絵図で紹介されていました。
「賀露」はむかしは「加路」と表記されていたことは
以前から知っていましたが、よく見たら、「貝」と「雨」を
加えただけで、今の文字の中にも「加」と「路」が
残っているなと気づいたときは何だか楽しくなりました。
江戸時代に行われた朱印船貿易は脳内の片隅に歴史授業で
残っていましたが、その交易を始めたのが、
鹿野城主亀井茲矩だったということをこのたび、知りました。
「亀井茲矩」という名前は「司馬遼太郎 街道を行く」の挿絵の
展示を見たときに、よく名前を目にしたんですが、
ようやく何をした人なのか少し脳内に書き込めたかなと思いました。
有名なことなのでしょうが、出会わないと覚えられないんです。
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