今週は、 昨年2月に米子の税理士ら2人の方が殺害されてしまった事件の裁判員裁判が23日から始まり、

その様子をスケッチさせてもらいました。

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極刑か無期懲役かと全国的にも注目されている裁判らしく、連日多くの人が傍聴券を求め長い列を作っていました。

裁判を聴いていて、被告や関係者の心境など複雑で裁判員としてあの場に座っていたら本当に悩むと思いました。

被害者の家族はもちろんのこと、どんな理由があるにせよ犯罪を犯してしまった被告の家族も、皆が悲しみ、不幸になってしまう。未来を見失ってしまう。

その大きな悲しみと憎しみが裁判を通じて伝わってきました。

裁判員裁判の賛否について意見は分かれますが、

「裁判員裁判」という新しいものになり、注目されたため、私も関わる機会をもらい、それまで遠い存在だった裁判を目の当たりにし、犯罪がいかに多くの負を遺すものかがよく分かりました。

事件に関する情報は日々マスコミから伝わってきます。

しかしその痛みが現実世界のものであると感じるにはそれだけでは足らないものがあるのかもしれないと思いました。

「裁判員裁判が行われる」 ということで、事件に直接関わりのない一般の人も傍聴しに足を運んだり、裁判員になった人、その候補者や補充裁判員になった人、多くの人が裁判を身近なものとするきっかけと出会い、私が感じたようなことを感じた人がいるかもしれません。

3月2日が判決です。