ゲゲゲの鬼太郎は小中学校時代によく読んでいました。妖怪の純粋さに比べ、ガツンとされないと歯止めがきかない人間の欲望の深さ、弱さをいつも残念に思いながら。

昨日水木しげるさんがお亡くなりになられて、鬼太郎を改めて思い返しました。妖怪が身近にいる世界観を子どもの頃に感じさせてもらったことは、今も自分自身にとって大きいと思います。人間が見ていないところ、人間がいないところでも、常に自分は誰かに見守られたり、監視されているんだなと意識します。これは、鬼太郎だけじゃなく、まんが「日本昔ばなし」や地域に残る「民話」「神話」、仏事、神事からも同じように影響を受けていると思います。

知らないところで、自分を見ている「目」があるかもしれないということを子どもにも伝えていきたいなと思いました。

私は、人の顔と名前を覚えようとするとき漫画やアニメのキャラクターの力を借りることがありますが、鬼太郎に出てくるサラリーマンもその一人です。

一日一絵-鬼太郎のサラリーマン