先日、智頭町で糞土師(ふんどし)の伊沢正名さんの講演会「うんこはごちそう」を聴きに行き、衝撃的な内容でイラストルポにまとめてみました。

「誰かの命を奪って生きているモノは、その奪った命を返さなくてはならない」人間が自然に返せるもの・・・それはウンコしかない!

ということで、伊沢さんは野糞をし続けて40年だそうです。

他の生物は生態系の循環の中で生きているのに、人間は、吸収したものを自然界に返していない。「ウンコは汚いもの」として、無駄にエネルギーを使って燃やし、灰にし、コンクリートの材料にしている・・・。

とにかく、こんなに「ウンコ」を聞いたり、言ったり、書いたりした日はなかった。「興フン冷めやらぬ」といった状況です。

そもそも、この講演会を聴きに行ったきっかけは、偶然が重なってのこと。「ウン命」を感じました。ギャラリーそらでのグループ展で展示していた絵の中に、「サルノコシカケ」を描いたシリーズがあったのですが、キノコを調べる際に読んでいた図鑑が「たのしい自然観察きのこ博士入門(全国農村教育協会・著 根田仁)」で、その写真を撮っていた人が今回の講師伊沢さんでした(伊沢さんは元々きのこ写真家)。そして、ギャラリーの展示の際にその図鑑も置いていたら、今度智頭町に伊沢さんがいらっしゃるよ、という情報を教えていただいたということです。

いや〜聴きに行ってよかった。とっても楽しいし、脳内が湧き立つ感覚な時間でした。

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