帰り道、自転車に花をいっぱいくっつけた
あのおじさまの自転車をお見かけした。
あちこちでよく遭遇しますが、いつも車の中だったので、
あの自転車をよくよく見たことがありませんでした。
だから、これはチャンスだなー。
この華やかな花いっぱいの自転車の写真を撮りたいなー
と思っていたら、
駐輪中のお店から、ちょうど持ち主のおじさまが出てこられた。
「写真がきれいに撮れる位置に移動させようか?」
と、まだ何も言っていない私に向かってことばが飛んで来た。
不意をつかれ、私は遠慮してしまい、そのまま普通に撮った。
「いつでも言いんさいよ。」
と言われた。
私は、正直なところ、このおじさまを異色の存在というか、
好奇の目で見ていたところがある。
その辺で普通に装っている人たちより、
よっぽど温かい人間だと思いました。
麦わら帽子には、金色のでかい折り鶴とお多福のお面がついている。
笑顔が印象的だった。
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